『営業から製造、品質管理の全てを統括するパウダーフーズの大黒柱。自分の事より常に誰かの為に全力を尽くすその姿に、お客様や農家さんからの信頼も厚い。』
全ての業務を統括する営業本部長 松井にインタビューしました。
− 入社してどのくらいですか?
松井 平成25(2013)年入社なので、まもなく10年ですね。
− お仕事の内容を教えてください。
− 最初の頃から、ずっといろいろなことに携わっています。主な業務はB to Bの営業で、サプリメントのメーカーさんや青汁メーカー、あとは食品を製造しているメーカーさんに営業や提案を行っています。これまでは企業相手のお取り引きが多かったのですが、今後は個人のお客さまも増やしていけるよう取り組んでいるところです。オキナワパウダーフーズって、意外と知名度があるんですよ。先日も東京の展示会に行ってきましたが、有難い事に日本の中でもここ沖縄は注目度が高いです。人が人を紹介してくれて、どんどん輪が広がっていきますね。この間もお客さんに「こっちに任せたら何でもパウダーにしてくれるよ」って紹介されて、期待の大きさに驚きました。今までの野菜パウダーも充実させながら、ほかの色々なパウダーに挑戦してみたいと思っています。
− 今後の展開が楽しみですね。
松井 はい。でも今はまだ、残念ながら野菜パウダーと言えば、スーパーでは粉物のコーナーに配分されてしまいます。私としては、野菜パウダーは野菜コーナーで売りたいという想いがあります。現代の私たちの食生活って、加工品が多いと思うんですよ。お母さんも忙しいので、どうしても加工品や冷凍食品が多くなるのは仕方がないと思うんです。でもそこに野菜パウダーを食品素材として加えてもらえれば、もっと手軽に野菜の栄養を取ることができるようになります。レトルト食品に混ぜるだけなら、子どもたちや普段料理しない男性でも簡単です。そうすれば、レトルト食品やカップ麺でも、少し罪悪感が消えるというか、体のことを考えた食事に近づけられると思います。
− 確かに野菜パウダーのジャンルって何ですかって考えると難しいですね。乾物でもないし、野菜でもない、調味料とも違いますし。
松井 そうそう、そうなんですよ。パウダーだけど“野菜”や“根菜”なんですよ。
− スーパーにパウダーフードっていうコーナーができればいいんですよね。
松井 そうなんですよ。少し前の時代には、オーガニックなんていうコーナーはなかった。でも今は割と大きな面積を占めています。サプリメントや機能性食品もそうですよね。だから、今、そういう時代になっていると思うんです。ブームの火付け人がどこかにいるとは思うんですけど、今はコツコツ頑張っていれば、そのうち時代が追いついてくれると思っています。そのためにも、品質管理は徹底していかなくてはなりません。毎回色や味が違うとか、そういったことがないように取り組んでいきます。加工の技術やプロセスもアップデートしていく必要があります。
− 農家さんとのお付き合いも多い?
松井 そうですね。お客さんや農家さんの紹介で出会いが広がっていく事が多いです。お取引のある農家さんは、みんな真っ直ぐな気持ちで農業に取り組んでおられる方ばっかりなので、決して軽い気持ちで野菜を納めてはいません。その気持ちも大切にしたいです。
− 県産へのこだわりは、オキナワパウダーフーズの品質へのこだわりそのものですよね。
松井 生野菜は近場から仕入れるのが、一番新鮮で状態がいいじゃないですか。他県から2日~3日掛けて運ぶよりは。近くの畑の農家さんが土がついたままの野菜を持ってきてくれても、うちで洗うから大丈夫ですよーとかできるし。沖縄のいろいろな農家さんとコラボレーションしていきたいですね。
− 農家さんも自分の作った野菜がパウダーになったら、周りの人におすすめしたくなるんじゃないでしょうか?
松井 ほとんどの場合、出荷した農家さんってワンウェイで「出荷したら終わり」みたいになってしまい、その野菜がどんな商品になっているか知らないと思うんです。私たちが気をつけているのは、「こんなふうにできているんですよ」って商品をお渡ししているんです。そういうフィードバックは意識しています。
− おすすめのパウダーを教えてください。
松井 最近モリンガにハマっています。最近、モリンガパウダーの栄養成分を出してみたんですが、これがすごいんですよ!これをもう少し詳しく分析してみようと思っています。“葉もの”なのに、タンパク質が20%もあるんです。「植物なのに!?」ってびっくりしました。ミネラルも豊富ですし、さすがスーパーフードですね。モリンガの露地栽培は沖縄が北限だと思います。それでこの成分は、絶対ご縁です。楽しみな食材です。
− モリンガパウダーのおすすめの食べ方を教えてください。
松井 私、いつも話すんですけど、料理しないので、ヨーグルトに入れて食べています。カップヨーグルトに、その日の体調に合わせた分量を入れて食べられるので、とっても簡単です。頭痛がするときは少し多めに入れてみることもあります。なんだか頭痛が治った気がするので不思議です。
− 今後取り組んでみたいことは?
松井 一人ひとりが責任をもって、オキナワパウダーフーズとして上質のパウダーを作り続けることです。オキナワパウダーフーズが、野菜パウダー業界を代表するようなブランドになるように頑張ります。
− 最後に、自分をオキナワパウダーフーズの商品に例えると何ですか?
松井 商品ねぇ…。すべてなんですけどね。体のパーツパーツで違う気がします。目や、手や、血液も含めて。そんなっぽい。全部(笑)。