『扱った素材は数知れず。見ただけでその素材に合った乾燥方法や時間がわかる乾燥職人
パウダーフーズが扱う全素材の乾燥~滅菌の重要な工程の全てを統括する名コンビ』
製造の要としてパウダー作りと向き合う平良、安谷屋にインタビューしました。
− 入社してどのくらいですか?
安谷屋 6~7年くらいです。
平良 安谷屋さんより半年あとに入りました。
− お仕事の内容を教えてください。
安谷屋 製造全般ですね。野菜を洗って、カット、乾燥、殺菌までの全ての工程を担当しています。それに加えて、男性陣は機械類のメンテナンスや力仕事関係ですね。
平良 あまり力が必要ない作業は女性陣に頑張ってもらっている感じです。
− うちの工場の「ここがすごい」を教えてください。
平良 本当に日々いろいろな種類の素材を乾燥している所ですかね?
安谷屋 確かに種類は多い。何でも断らない(笑)。失敗もありますが、皆で試行錯誤しながらやっています。
− 素材を見ただけで、乾燥時間とか、ある程度分かるようになる?
安谷屋 だいたい分かります。手探りでやって、同じような物だったら、ある程度パターンで。
− まさに職人ですね。
平良 まだまだ職人の域じゃないよ(笑)まだまだ足りない部分は多いです。
− 具体的に、今までにどれだけの野菜を加工してきましたか?
平良 はじめはバカス(サトウキビのしぼりかす)からでしたからね。
安谷屋 そうそう。バカスから始まって色々。あの時は本当に試行錯誤どころじゃなく、本当に大変な時代だから。サトウキビも畑まで取りに行って。
− サトウキビの収穫から???
安谷屋 最初の1~2回は農家さんが畑に山積みにしているのを、引き取りに行って、名護市の搾汁工場で絞ってもらって、そのバカスを持って帰ってテストしてました。本当に大変で。今は宮古島の製糖工場から乾燥済のバカスを取り寄せています。
− それ以外の野菜パウダーを始めたきっかけは?
安谷屋 以前から(商品化する前から)、農家さんが持ち込んだ野菜をパウダーにしたり(受託加工)とか、そう言った依頼がちょこちょこあって、その依頼を断らずにコツコツ形にしていく中で技術を蓄積していった感じですね。そうやってバカスだけから紅芋やほかの野菜もどんどんパウダーに出来る様になって。。
− 歴史がありますね。
平良 まだまだ浅いけどね(笑)。そんな歴史があっての今です。
− おすすめの食べ方を教えてください。
安谷屋 自分はヨーグルトに入れてました。紅芋とか、お手軽だし。
平良 この間食べたウージパウダーと黒糖入りのサーターアンダギーがおいしかったです。
− これからの新しい商品が楽しみです。フルーツとか。
平良 フ、フルーツ!?(笑)
安谷屋 挑戦あるのみ。糖分がね。ニンジンでも甘い品種は乾燥に時間かかって。マンゴーとかね、糖分多いし。挑戦、だよね。
− 楽しみにしてますよ。
平良 マンゴー、パイナップル、ね。。。(汗)
安谷屋 お菓子とかいろいろ使えそうだよね。
− 製造マンの腕にかかってますよ!!
安谷屋 挑戦あるのみ(笑)
平良 やるしかないですね(笑)。沖縄と言えばやっぱりマンゴー、パイナップルといったフルーツだからね。お客様からの問い合わせも多いみたいだし。
− 最後に、自分をオキナワパウダーフーズの商品に例えると何ですか?
安谷屋 月桃にしておこうかな。脇役で個性があるから。
平良 安谷屋さんから見た私は何ですか?
安谷屋 英也はしっかりしてるからな。え?俺が選んでいいの?英也は新婚だからハイビスカスにしたいね。
平良 去年だけどね。
安谷屋 自分で決めた方がいいんじゃないの?
平良 全然思いつかない。
安谷屋 ゴーヤーがいいんじゃないの?ゴーヤーって苦みがあるのとないのがあるさ。英也はきっちり「違う」って言うさ。きついところと優しいところがあるから。
平良 じゃあ、そうします。ゴーヤーで。