フーチバー(ヨモギ)農家 川端 定信さん | 南城市

− フーチバーを栽培し始めたきっかけは何ですか?

川端定信さん(以下、川端) フーチバー栽培は以前から興味があったのですが、同じく南城市で農業をしている義理の弟(実妹の夫)からの勧めもあって、2~3年前から作り始めました。オキナワパウダーフーズとの取引も彼から紹介してもらいました。

− 見事なフーチバー畑ですね。葉が青々としています。

川端 最初は小さな株を30cmくらい間隔空けて植えていきます。フーチバーはすごく生命力が強いので、ほかの雑草なんかはやっつけてどんどん増えていきます。4~5ヶ月でこのくらいになりますよ。少し成長した段階で、上の方の葉を少し切ってやると、大きな株に成長しやすくなります。小雨が続いたあとに晴れるとぐっと成長しますね。

ヨモギ

− このあたりの土壌は島尻マージ(※1)ですか?

川端 マージもあるけど、1メートル50cmくらい下はクチャ(※2)になってます。100メートル下までボーリング調査しました。この辺り南部一帯は、岩盤の上に島尻赤土粘土が乗った土壌です。この赤土はやんばるのものとは性質が違います。でも、このあたり一体は島尻クレイの中でも比較的柔らかい泥灰のようです。

− フーチバーを上手に栽培するコツを教えてください。

川端 ちょっと芽が出た時に肥料を入れてやると、成長が早い気がします。あと、半日影ね。そのほうが成長が早いよ。肥料は堆肥や鶏糞を使っています。

− フーチバーのおすすめの食べ方を教えてください。

川端 ソーメンのつゆに薬味として入れるとおいしいですよ。それから、じゅーじー。あとはてんぷらにしてもおいしい。葉は柔らかい方がいいよ。

− カンダバー(かずら)も植えていらっしゃるんですか?

川端 これもオキナワパウダーフーズさん用。

− お世話になってます(笑)。フーチバーも、そろそろまた収穫できそうですね。

弊社松井と川端さん

川端 2ヶ月に1回くらいの収穫がちょうどいいと思います。早ければ45日くらいでも出せるよ。

− 収穫はどのように行うのですか?

川端 カマで刈っていきます。だからもう少し伸びた方が刈りやすいですね。

− 全部手作業で大変ですね。これが元気の秘訣ですか?

川端 そうね。いつも楽しみでやっています。成長していくのを見るのが楽しい。雨が降ったあとなんか、伸びが違う。夏は朝5時くらい、冬でも7時には畑に来ています。

フーチバー農家川端さん

− フーチバー畑を見ているとなんか元気が出てきますね。

川端 フーチバーは成長してくると、周りの雑草に勝つんですよ。すごい生命力です。

※1 本島中南部や宮古群島に見られる琉球石灰岩の風化作用によりできた土壌。赤褐色で、琉球石灰岩が混ざる粘土質の土壌だが、透水性はいい

※2 本島中南部の一部に分布する泥灰からできた土壌。古代から堆積した泥はミネラルを豊富に含み、美容製品にも使用されている